宮城県は4日も気温が上がり、仙台で32.2℃を観測するなど広い範囲で真夏日となりました。一方、4日夜遅くにかけて大雨となるところがある見込みで、土砂災害などへの注意が必要です。
4日の宮城県は午前中から気温が上がりました。
仙台では、正午ごろに32.2℃を観測し、6月28日から7日連続で真夏日を記録しました。
前田さつき記者「正午を過ぎた仙台市中心部の商店街前です。手元の温度計には35.8℃と表示されています。日差しが強く肌がじりじりします」
午後3時までの各地の最高気温は、蔵王で33.5℃、古川で33.1℃、米山で32.9℃などとなっています。
「暑いです。嫌になるけど、やっぱり歩かなきゃいけないし、暑さ対策は外にいる時にマスクを外してますね。何とか頑張りたいなと思いますけど」
各消防本部によりますと、この暑さにより午後4時現在県内では23人が熱中症とみられる症状で病院に運ばれました。
また、3日には富谷市の公園で14歳の男子中学生が熱中症とみられる症状で倒れているのが見つかり病院に運ばれました。
男子中学生は、当時意識がなく現在は入院をして治療を受けているということです。
県内は大気の状態が非常に不安定になっていて、広い範囲で雨が降り局地的に強い雨が降っているところもあります。
この後も、4日夜遅くにかけて雷を伴った激しい雨が降り大雨となるところがある見込みです。
この後、予想される1時間降水量は、多いところで40ミリになるとみられています。
土砂災害や低い土地の浸水、落雷や突風などに注意警戒が必要です。