宮城県内は13日、各地で激しい雨が降っていて、仙台市と名取市の一部地域に避難指示が出ています。

 県内は大気の状態が不安定となっており、各地で大雨となっています。

 午後5時までの24時間に降った雨の量は、泉ヶ岳で185.5ミリ、加美町で168.5ミリと7月としては観測史上最も多い雨量に、仙台では平年7月の1カ月に降る雨量に相当する174.5ミリなどとなっています。

 大崎市では、午前10時頃に大江川の水が溢れ、河川沿いの住宅地の道路が浸水しました。

 大崎市民「少し弱まったから大丈夫かなと思ったけど、まだまだ降りそうだからちょっと避難した方がいいね」

 岩附真結子記者「大崎市古川の田尻川です。増水して非常に流れが早くなっていて、一部溢れた水が土手を乗り越えて田んぼに流れ込んでいます」

 また、大崎市の田尻川では、堤防を越水し周りの水田が冠水しました。

 大崎市民「13日朝早くからですね、こんな状況で、田んぼも泥水かぶって、せっかく順調に伸びたやつが、あとすぐ引けばいいんですけどね」

 この大雨によって、仙台市と名取市は一部地域に避難指示を出しています。

 仙台市民「雨の影響でお迎えですね。すごく冠水しています。うちの家の前は冠水していて」

 県内では現在、仙台市東部、仙台市西部川崎町で土砂災害警戒情報が出されています。 また、東部仙台に大雨・洪水警報、東部大崎、石巻地域東部仙南など広い範囲に大雨警報が出されています。

 県内は、この後も1時間に40ミリの激しい雨が降る見込みです。気象台では、あす明け方にかけ大雨による土砂災害に、13日夜遅くにかけ低い土地の浸水、河川の増水や氾濫に警戒を呼び掛けています。