JR東日本仙台支社は13日、大雨の影響で運転を見合わせた列車の乗客に賞味期限切れの缶詰パンを配っていたことが分かりました。

 宮城県内では13日、大雨の影響で在来線のダイヤが乱れ、78本が運休し26本に遅れが出るなど約2万7700人に影響が出ました。

 このうち仙山線の奥新川駅では、上りの快速列車が長時間停車する見込みになったため、JR東日本仙台支社は乗客48人に対し、非常食の缶詰パンと飲料水を配布したところ、缶詰パンの賞味期限が切れていたことが分かりました。賞味期限は3月末までで、乗客からの問い合わせで判明しました。

 JR東日本仙台支社は、備蓄している非常食の点検を年1回行っていましたが、徹底されていなかったということで、

 すべての非常食の賞味期限を、改めて確認するということです。

 仙台支社によりますと、これまでに体調を崩したという連絡は入っていないということですが、心当たりのある乗客は連絡してほしいと呼び掛けています。