宮城県は新型コロナの感染者が急増し医療態勢がひっ迫しているとして「BA.5対策強化宣言」の実施を決めました。
30日に開かれた県の対策本部会議では、確保病床の使用率が29日午前10時の時点で46.3%と、第6波のピークだった今年2月の44.2%を上回っていて、29日に国が新たに設けた「BA.5対策強化宣言」の要件を満たしていることなどが報告されました。
県はすでに医療の現場に大きな負担が掛かっていると判断し、早い段階で「BA.5対策強化宣言」を出して、経済活動を維持しながら感染対策を強化する方針を決めました。
宣言の期間や県民などへの要請内容は国との協議で決まりますが、内容としては高齢者や基礎疾患がある人の感染リスクが高い場所への外出自粛などに加え、軽症の場合は発熱外来の受診を控えて自主検査をすること、早めのワクチン接種などが検討される見通しです。
村井知事「極めて深刻な状況だと思います。熱があまりない、無症状である、のどが痛い程度であれば自宅で療養をするといった協力をしてほしい」
県は国との協議に向けて8月1日から準備を始めるということです。