宮城県と仙台市が導入する宿泊税について、村井宮城県知事は2025年秋の課税開始は難しいとの認識を示しました。その上で、2025年度中にはスタートするとしています。
村井宮城県知事「秋は難しいのではないかというのはですね、私もそういう認識ではございました」
宿泊税をめぐっては、小林副知事が8日に市民団体との会合で秋以降としていた課税の開始時期を遅らせる考えを示していました。
秋に行楽シーズンを迎える宿泊事業者が難色を示していることや、レジのシステム改修に時間がかかるなど課題が複数あることが分かっています。
こうした状況を受け村井知事は、8日の会見で「秋スタートが大変なことは十分に認識している」と話しました。
その一方で、いつ課税を開始するかは「現時点で明言できない」と繰り返しました。
村井宮城県知事「仙台市と合意できていない、この時期と決まっていないということと、議会にしっかりと説明ができていない中で、記者会見の場でポンっとこういうふうにっていうことはなかなか難しいと」
その上で村井知事は「議会で2025年度の予算を通してもらっているので、間違いなく2025年度中にはスタートする」とも明言しました。