宮城県大郷町のスポーツパーク構想をめぐり、予定されていた議会解散の是非を問う住民投票について仙台地裁が停止を認める決定をしたことを受け、期日前投票所が閉鎖されました。20日の住民投票も中止となる見込みです。

 大郷町のスポーツパーク構想をめぐっては、議会の解散請求に向けた署名の一部が無効であるとして、町議会議員3人が仙台地裁に住民投票の執行停止を求めていて、8日に申し立てが認められました。

 鎌田暁史大郷町議会議員「私どもの主張を認めていただき、たいへんうれしくしく思っております。自然豊かな町というところは私もセールスポイントだと思っておりまして、それを生かすような政策を打ち出していくべきだと考えます」

 これを受け、1日に開設された期日前投票所は9日朝に閉鎖されました。

 大郷町選挙管理委員会熊谷有司書記長「我々の訴えが通らなかった部分もございましたので、本当に残念だと認識しております」

 田中学大郷町長「ぶれることなく今後も議会とも粛々と進めていくことが、我々執行者としては大事だと考えております」

 大郷町選挙管理委員会は、仙台高裁に対して異議を唱える即時抗告を行わない公算が大きく、20日に予定されていた住民投票は中止となる見込みです。