仙台市は、宮城県が5月に公表した最大級の津波浸水想定を反映させた避難の手引きについて住民説明会を開きました。

 宮城野区で18日に開かれた説明会には、市民5人が参加しました。

 説明会では、市の担当者が県の新たな津波浸水想定を踏まえ作成した避難の手引きを示しながら、地震発生や津波警報の発表から45分以内に避難できるよう考えておいてほしいと呼びかけました。

 一方、参加者からは隣接する自治体に避難する場合について質問がありました。

 住民「たとえば中野栄とか仙台港の辺りですと、多賀城とかも近いから避難も考えられると思う」「周辺の地域のマップも手に入れられるんでしょうか?」

 市の担当者は、各市町村が出している避難マップを見てほしいとした上で、今後、市町村を超えた連携も検討したいと述べました。 市では2022年度中に、新たな避難の手引きを市内の全世帯に配布する予定です。