新型コロナ感染者が増加していることを受け、村井宮城県知事は第8波に入っているとの見解を示し、大規模接種センターを12月1日からJR仙台駅の西口でに再開させると発表しました。
村井知事「県では新型コロナワクチンの接種促進を図るため東北大学病院等と連携し、大規模接種会場東北大学ワクチン接種センターを再開することと致しました」
村井知事は21日の定例会見で大規模接種センターについて、12月1日に再開すると発表しました。
大規模接種センターは、これまでJR仙台駅東口の商業施設に設置されていましたが、12月1日からは仙台駅西口にある商業ビルの1階に設けられます。
時間は日中に仕事や学校がある若い世代の接種を促すため、平日と土曜日の午後5時15分から午後8時45分までとし、県民のほか県内に通勤、通学している人も対象です。
接種するワクチンは、ファイザー製のオミクロン株BA4と5に対応したものを使い、1日当たり280人に接種できる態勢を整えました。
12月中旬からは、400人ほどに増やす予定です。
接種は完全予約制で、12月10日までの予約は23日の午前9時からインターネットと電話で受け付けます。
村井知事「今の感染状況、増え方を見るとかなりぐーっと間違いなく右肩上がりになっていますから、第8波に入っていると考えてもおかしくないだろうとは思います」
村井知事は、このように述べたうえで県民の行動は落ち着いていて感染対策は取られているとし、行動の自粛を促すような対策は今の段階では出さないと述べました。