原油価格の高騰を受け宮城県生協連は灯油の価格抑制と安定供給に向けた対策を県に要請しました。

 ロシアのウクライナ侵攻や円安の影響で灯油の価格が高騰しているとして、県生協連は22日、価格の抑制と安定供給に向けた対策を県に求めました。

 石油情報センターによりますと県内の配達灯油の価格は10月15日時点で18リットル当たり2089円と、前年同時期と比べ209円高くなっています。

 みやぎ生協では今シーズン、18リットル当たり2052円で販売していますが、暫定価格方式を採用した1986年以降最も高い価格だということです。

 県生協連野崎和夫専務理事「生活必需品である電気、ガス、灯油については安定した形で供給されるべき。行政側でできることはできるだけ行政の施策としてお願いしたい」

 県は事業者や生活困窮者への灯油購入の補助に関する予算案を、24日開会する県議会に提案する方針です。