宮城県色麻町で養鶏業を営むイセファーム東北が、民事再生法の適用を申請したことが分かりました。負債額は99億円に上ります。

 帝国データバンクによりますと、1983年設立のイセファーム東北は「森のたまご」などのブランド卵で知られる鶏卵大手イセグループのグループ企業として、宮城県内外で養鶏や養豚を手掛けてきました。

 しかし、飼料代などが高騰する一方、卵の価格は低迷しグループの経営が厳しくなっていました。

 更に、グループ中核企業のイセ食品が3月、債権者から会社更生法を申し立てられ、グループ全体の信用が下がっていました。

 イセファーム東北は、11月30日に民事再生法の適用を東京地裁に申請し、開始決定を受けました。負債総額は99億円に上るということです。