パレスチナ自治区・ガザ市の学校にイスラエル軍の攻撃があり、ロイター通信は100人以上が死亡したと報じました。

 10日朝、ガザ市東部で避難所として使われていた学校をイスラエル軍が攻撃しました。

 ロイター通信はガザ当局の情報として100人以上が死亡し、数十人が負傷したと報じています。

 攻撃された当時、学校では夜明け前の礼拝が行われていたということです。

 イスラエル軍は今回の攻撃を認め、「ハマスのテロリストが潜伏し、イスラエルへのテロを計画していた」とし、「ハマスは民間人を人間の盾として利用している」と従来の主張を繰り返しました。

 一方で、「ガザ市民への被害を減らすために、攻撃前には情報収集や精密兵器の使用などの措置を取った」と釈明しています。

 ハマス側は声明を発表し「イスラエルは避難所や住宅街の無防備な市民を計画的に狙っている」と非難し、アラブ諸国をはじめ国際社会に攻撃停止への働き掛けを呼び掛けました。