小中学生の運動能力などを調査する、全国体力テストの結果が公表されました。宮城県の体力合計点は全国平均を下回り、調査開始以来最低となりました。

 スポーツ庁は、全国の小学5年生と中学2年生を対象に握力や50メートル走など8つの種目でテストを行いました。

 テストは80点満点で、都道府県ごとに体力合計点を算出しています。

 宮城県では中学2年の男子が41.13点で全国平均をわずかに上回り全国29位でしたが、それ以外の学年は全国平均を下回りました。

 中学2年女子の平均は46.21点、小学5年男子の平均は51.44点で、共に全国41位です。小学5年の女子は53.82点で36位でした。

 宮城県では全ての学年で2008年度の調査開始以来、最低の点数となりました。

 県は、スマートフォンやゲームに費やす時間が増えたことや、新型コロナの感染拡大で屋外での運動時間が少なくなっていることが要因と分析しています。

 県保健体育安全課大宮司昭倫課長「宮城県としても家庭の中でどういった取り組みができるかをしっかりと示して、学校と家庭が連携しながら運動時間を増やしていく取り組みを進めていくことも考えている」