宮城県名取市の閖上地区で、東日本大震災の津波の被害を逃れた大漁旗の展示会が開かれています。

 展示会が開かれているのは、名取市震災復興伝承館です。

 会場には、震災前に保管され津波の被害を逃れた色鮮やかな閖上港の大漁旗約20枚が展示されています。

 震災前の地区の写真も展示されていて、訪れた人たちは漁業の町として栄えたかつての閖上の様子を懐かしそうに振り返っていました。

 住民「子どもの頃から見ていた風景、光景の中のひとつとして大漁旗があったので、そういう意味での思いが何らかの形である」

 名取市観光物産協会高野俊伸さん「閖上が無くなっても思い出として大漁旗が残っていたというのと、この町が無くなっても今復興したので、そういうのを感じて欲しいと思っています」

 この展示会は、名取市震災復興伝承館で2月27日まで開かれています。