1月の電気料金の請求額が、今までにないくらい上がり驚いたという人も多いと思います。東北電力には、消費者から数多くの問い合わせが寄せられているということです。

 「(いつもの冬は)高くても(1カ月に)3万円台で済んでいたのに、4万にいったからびっくりしています「厳しいなって。これ以上値上がりはやめてほしいなっていう感じですよね」

 東北電力は、2022年11月の利用分から自由料金と呼ばれる契約について電気料金を値上げしました。

 オール電化の住宅向けに売り出している、よりそう+シリーズなど33のプランを契約している157万件が対象です。

 標準的な家庭では1カ月で28%、2366円値上げされた試算です。

 東北電力は、火力発電の燃料価格の高騰に経営努力では対応できないとしていて、本格的に寒くなり暖房器具を使い始めた12月利用分の電気料金に値上げの影響が表れた形です。

 今回の値上げで東北電力の窓口には「思ったよりも高い」「プランを変更した方が安くなるのか」などといった問い合わせが多数寄せられているということです。

 11月の利用分から値上がりしたのは、契約全体の2割程度です。

 東北電力は規制料金と呼ばれる残り8割の契約についても、4月の利用分から平均で32.94%の値上げを国に申請しています。

 国は電力会社に補助金を交付し、1月の利用分から消費者の負担を軽減したい考えですが、規制料金の申請が認められた場合、上げ幅が大きいため4月以降の値上がりは避けられない状態です。

 「電気料金が上がるというのが世界的に見てても分かっていたことなので、もうちょっと上がるっていう。下がったらうれしいですよね。上がり続けなきゃいいなっていう」「(国の緩和策があるので)今のところは安心、安心でもないけど、あれ終わったらどうなるのか、心配ですね。使わないようにする。それしかない。かわいそうだけどね、みんなね」「うちは家族が多いので、電気料金が上がるとそこそこ苦しくはなってきますかね。今の情勢が下がる感じじゃないので、しょうがないのかなとは思ってますけどね」