仙台市で初となる不登校特例校が4月に開校するのを前に、郡市長が学校を視察しました。

 文部科学省が指定する不登校特例校は、子ども一人一人の実情に配慮して国の学習指導要領にとらわれず、教育課程を柔軟に編成できる学校です。

 仙台市で初となる不登校特例校、ろりぽっぷ小学校は太白区の旧坪沼小学校の校舎を活用して4月に開校します。

 現在は、フリースクールとして児童や生徒約30人を受け入れています。

 14日、郡市長が視察に訪れ学校側から坪沼の豊かな自然環境を生かした課外活動や児童の学習の進み具合に合わせて学び直しができることなど、学校の特色について説明を受けました。鍋作りをする児童らと交流しました。

 14日は、学校側から市長に公立学校との連携強化や保護者への経済的な支援を求める要望書が手渡されました。

 郡市長「子どもたちが元気で自分なりの学びをしっかり確保していただいて社会に巣立っていく、その大きなきっかけになっていただければありがたいなと思うところでございます」

 ろりぽっぷ学園高橋元気園長「心に傷を負っているお子さんたちもとても多いので、そういった子たちのサポートというのをまず第一に考えながら、ここに通う子たちがみんな笑顔で楽しく安らげるような居場所を作っていきたいなと思っています」

 初年度は各学年約8人、全校で50人程度を受け入れる予定で、現在入学希望者を募集しています。