震災で被災した人たちが移り住んだ宮城県岩沼市の団地では、復興を願って植えられたしだれ桜がライトアップされています。
岩沼市玉浦西地区は、津波で被災した沿岸部の約1000人が移転してできた街です。 まごころ公園のしだれ桜は2016年に京都市の造園家、16代佐野藤右衛門さんが復興を願い住民と植樹しました。
ライトアップは、コロナ禍でできなかった花見の代わりに4年前から始まりました。
「見事だわあ。ちょうど最高の時だ。こんなにきれいな桜で。夜桜見せてもらってありがとう」
地区の住民も家族で楽しんでいました。
「思い出に残っているような木だと思うんですけど。毎年がんばって咲いてくれているので」
まちづくり協議会菊地会長「6地区が集団移転してきてコミュニケーションをつくる場所。そのシンボル的な桜の木だと思っています」
見頃は来週中ごろまでの見通しで、それまでライトアップが続けられます。