茨城県の廃品買取会社で、就労資格のないネパール人の男を働かせたとして、中国人の会社役員の男と、従業員の日本人の男が逮捕されました。
出入国管理法違反の疑いで宮城県警に逮捕されたのは、中国国籍の会社役員ソン・ジョンリン容疑者(36)と、従業員で、採用活動にあたっていた藤田健太容疑者(36)です。
2人は共謀し、去年10月から今年2月にかけ、ソン容疑者が役員を務める茨城県古河市の廃品買取会社で、在留期限が過ぎたネパール人の男を不法就労させた疑いが持たれています。
ネパール人の男は、別の就労資格のないネパール人を宮城県栗原市の廃品買取会社に紹介し、不法就労をあっせんした疑いで既に逮捕・起訴されていて、その捜査の過程でソン容疑者と藤田容疑者の犯行が発覚しました。
宮城県警は、捜査に支障があるとして、2人の認否を明らかにしていません。