宮城県教育委員会は、塩釜高校の生徒などの個人情報が記載された書類が路上に散乱したと発表しました。書類はすべて回収されていて、これまでのところ、二次被害は確認されていないということです。
県教委によりますと、4月7日、塩釜高校の1年生の担任教諭が、生徒や保護者の氏名・住所・電話番号・高校入試の受験番号・出身中学校名などが記載された「PTA役員希望調査票」39枚を自宅に持ち帰りました。
教諭は、翌朝出勤のため、車に乗る際に一時的に書類を屋根に乗せましたが、そのことを失念したまま発進。書類は走行中に路上に落下し、散乱しました。
8日午後4時20分ごろに、外部からの連絡により事案が発覚し、高校の職員が回収に向かい、39枚すべてを回収しました。
これまでのところ、SNSへの流出などの二次被害は確認されていないということです。
学校では、全校集会を開いて生徒に経緯を説明し、謝罪したということです。