6月1日から、東北電力が家庭向け規制料金を値上げします。燃料費が下がったため想定より若干値上げ幅は小さくなりますが、一層の節電を強いられることになりそうです。どうしたら効率よく節電できるのか、専門家に聞きました。
仙台市青葉区にあるストップ温暖化センターみやぎでは、各家庭ごとに節電方法をアドバイスする、うちエコ診断を行っています。
ホームページ上の診断画面に、使用している照明器具や冷暖房の使用状況などを入力するとエネルギー使用量などが表示され、エコにつながる対策が示されます。
ストップ温暖化センターみやぎ吉田美緒さん「冷房の場合だと、国の推奨は部屋の温度28℃設定が省エネの目安になっていて、暖房の場合はだいたい20℃設定が目安なんですが、冷房も1℃控えめにするとだいたい年間でCO2削減が87キロ、5700円お得になります」
冷房を使用する前に、部屋の窓を開け室内の熱気を逃がすことも節約につながるということです。更に、新しい家電に買い替えることも大きな節約につながります。
ストップ温暖化センターみやぎ吉田美緒さん「冷蔵庫は10年前と比べると今はだいたい50%位省エネ性能が良くなっているといわれているので。「買い替えるとだいたい年間のCO2排出が171キロ削減されて、年間光熱費もだいたい6700円お得になります」
センターでは、住宅リフォームの方法や省エネ機器導入に対する助成制度についても、具体的なアドバイスをしてくれます。
ストップ温暖化センターみやぎ吉田美緒さん「物価高もありますし電気代も6月1日から上がりますので、これをきっかけにご自身で電気をどのくらい使っているのか見直しをしていただくいい機会にもなるかと思いますので、是非ご活用いただければと思います」