宮城県有数の桜の名所、一目千本桜の花びらから抽出した酵母を使ったみそ作りが角田市で行われました。

 白石川沿いの桜並木は一目千本桜と呼ばれ、桜の名所として知られています。

 この桜の酵母を使ったみそづくりが、角田市の社会福祉施設で行われました。

 みそには桜の酵母のほか、大河原町で生産された大豆や米こうじが使われています。

 施設の利用者らが大豆を洗浄しあくを取って蒸したあと、こうじと酵母を混ぜ合わせました。

 2カ月後をめどに再びこうじを加えじっくり熟成させることで、風味が増しまろやかな仕上がりになるということです。

 工房にじいろ阿部信之室長「味噌は世界に誇れる健康食品だと思っている。食べておいしくて体に良い。免疫力アップにも発酵食品は注目されているので、多くの方に食べていただきたい」

 みそ作りは2月に続いて2回目で、購入を求める声が多く追加販売に向けて作業を始めました。今回は100キロの生産量を見込んでいて、2024年春の販売を予定しています。