医療的なケアを必要とする子どもやその家族に映画を楽しんでもらうイベントが開かれました。
宮城県名取市で開かれた上映イベントには、たんの吸引など医療的なケアを必要とする子どもやその家族ら38人が招待されました。
障害を抱える子どものサポートを行っている青葉区のNPO法人が医療機器やケアに伴う音などを気にせずに映画を楽しんでもらおうと企画しました。
参加した親子は音に合わせて手をたたいたり、ポップコーンを食べたりしながら思い思いに映画を楽しんでいました。
参加した子の親「この子は映画館に来るのが初めてで、特に兄弟と一緒にお出掛けするというのがなかなか難しいので、夏休みのすごく良い思い出になりました」
上映後には、NPO法人による会見が開かれ、医療的なケアを必要とする子どもやその家族がなじめるような社会を目指したいと話しました。
NPO法人フローレンス駒崎弘樹会長「各地方都市にこういった流れが広がっていって医療ケア児たちあるいは家庭が、本当に笑って暮らせるような日本にしていきたいと思っています」
今後も医療的なケアが必要な子どもやその家族を対象に、映画の上映イベントや水族館の鑑賞イベントも計画しているということです。