ベガルタ仙台は12日、既にJ2優勝を決めている町田ゼルビアと対戦、最終戦を勝利で飾ることは出来ませんでした。

 今シーズンの最終戦、ユアスタでは大勢のサポーターが選手のバスを出迎えエールを送りました。

 「J2優勝という気持ちで見ていた。うまくいかない中でもっと地盤を作ってから(J1に)上がるのも良いのかな」「J1昇格はできなかったけど、選手の頑張っている姿を見て来季はJ1に昇格できるようにと思っていた」「諦めないで前に進んで、J1昇格を目指してほしい」「郷家選手活躍してもらったな。ベガルタが好きだから頑張ている姿を見たくて応援しに来た」

 様々な思いを胸にJ2優勝の町田に挑むベガルタは、氣田がドリブルでチャンスを作って郷家。決めることができません。

 すると後半2分、相手のクロスボールが小出に当たってゴールへ。オウンゴールで先制を許します。

 後半10分にもピンチ。オーストラリア代表ミッチェル・デュークに決められます。

 ベガルタの反撃は後半21分。加藤のクロスにルーキー菅原龍之助のユアスタ初ゴールで1点差に迫ります。

 この後1点を奪われると梁勇基を投入。セットプレーでゴールを狙います。そして終了間際にはこぼれ球にオナイウ。いずれも得点を奪うことはできません。

 ベガルタ仙台、最終戦を勝利で飾ることは出来ませんでした。

 チーム年間MVPには、郷家が選ばれています。

 小出悠太「10試合以上勝利が無かった時期もありました。多くの皆さんが私たちに声援とパワーをくれました。俺たちはここにいて良いチームではない。J1にいなければならない。改めて強く感じました。今シーズンの悔しさは来シーズン必ず晴らします。チーム一丸となって、J1昇格を目指します。今シーズン本当にありがとうございました。

 クラブは13日、堀孝史監督の今シーズン限りでの退任を発表しました。

 伊藤監督の後を受け7月から指揮を執りましたが「結果が伴わず責任を感じています」とコメントしています。