2024年2月に宮城県気仙沼市の山林で木の伐採中に作業員が死亡した事故で、石巻労働基準監督署は危険の防止措置を取っていなかったとして、本吉町森林組合と現場責任者の40代男性を書類送検しました。
労働安全衛生法違反の疑いで10日に仙台地検に書類送検されたのは、気仙沼市の本吉町森林組合と現場責任者の40代男性です。 石巻労働基準監督署によりますと、2024年2月に気仙沼市の山林で木の伐採作業中の70代男性作業員が倒れてきた木に頭をぶつけ、脳挫傷で死亡しました。
組合と現場責任者の男性は、木が倒れてきた際の退避場所をあらかじめ作業員に選ばせていなかった他、危険を生じる恐れがある木の破片を現場から取り除かせていなかった疑いが持たれています。
石巻労働基準監督署は、捜査への支障があるとして組合と現場責任者の男性それぞれの認否について明らかにしていません。
本吉町森林組合は、khbの取材に対し「この件について今お答えすることはできない」とコメントしています。