仙台市営バスと仙台市地下鉄を10%の自己負担で利用できる敬老乗車証について、仙台市が負担割合を25%に引き上げる方針であることが分かりました。

 仙台市は、10%の自己負担で市バスや地下鉄を利用できる敬老乗車証を、70歳以上の希望する市民に交付しています。

 高齢者に外出を促し社会参加をしてもらおうと設けられた制度ですが、高齢化に伴い利用者が増え2019年度には一般財源からの支出額が26億円を超えました。

 このため、仙台市は自己負担の割合を2024年10月にも10%から25%に引き上げる方針を固めました。

 試算では25%に引き上げた場合、2024年度からの10年間で最大約30億円の削減効果が見込まれるということです。

 仙台市は、引き上げ案を15日に開かれる社会福祉審議会の専門分科会で示した上で、27日からパブリックコメントを募集することにしています。