8日、仙台市中心部でも降雪が確認されました。しかし、宮城県10カ所のスキー場のうち6カ所が営業できておらず、オープンしているスキー場も本格営業には至っていません。

 8日は雪に恵まれた、仙台市泉区のスプリングバレー仙台泉スキー場では今シーズン雪不足に悩まされていて、オープンも12月22日と予定より1週間遅れでした。

 6日までは山肌が見えていたというゲレンデは、8日未明からの雪で山頂では30センチほどの積雪になりましたが、それでも12コースのうち2コースしかオープンできていません。

 例年、年末年始は1メートルほど積雪がありますが、気温が高かったため人工降雪機も稼働できず元日は営業できませんでした。

 本来であれば書き入れ時の3連休ですが、スキー客は例年の平日並みだということです。

 それでも訪れた人たちは、積もったばかりの雪を楽しんでいました。

 「雪が全然どこにもないんじゃないですか。ここは滑れるので人工降雪機あるのでいい方じゃないですかね」「雪質良いですけど、1回滑ってアイスバーンだったのでちょっといまいち。でもこれから期待してます」

 スキー場では、今後の降雪や気温の低下に期待を寄せています。

 スプリングバレー仙台泉スキー場高橋和孝さん「本来であれば天然雪で思う存分楽しんでいただきたいとは思うんですが、少しでも気温が低くなれば人工降雪機で雪を作りながら(営業する)」