今年3月に半年にわたる宇宙での滞在から帰還した古川聡宇宙飛行士が「宇宙探査の未来を担うことができた」と喜びを語りました。

古川聡宇宙飛行士 「未来をひらき続けている『きぼう』の運用に、チームJAPANの一員として、それを担えたことをとてもうれしく思います」

 古川さんは17日の会見で、199日余りのISS(国際宇宙ステーション)での長期滞在ミッションについて報告するとともに、12年ぶりとなった宇宙空間での充実した日々を振り返りました。

 現在はアメリカでのリハビリを終えて一時帰国中ですが、周りの人が日本語を話していることやお寿司を食べたことで、日本に帰ってきたことを実感したということです。

 また、3月にJAXA(宇宙航空研究開発機構)を退職した若田光一さんについては、「新しい立場から有人宇宙開発を進めてくれると思う」と話しました。

 今後については、2025年ごろのミッションが予定される油井宇宙飛行士らにしっかりとバトンをつなげていきたいと語りました。