日赤名古屋第二病院では去年5月、腹痛や嘔吐(おうと)などを訴えて救急外来を受診した16歳の男子高校生を、研修医が「急性胃腸炎」と診断して帰宅させました。

 男子高校生は症状が改善しないことから同じ日に再び救急外来を受診しましたが、別の研修医も適切な判断をせず帰宅させました。

 翌日になって緊急治療が必要な症状と診断され入院しましたが、その日の深夜に心肺停止状態に陥った男子高校生は16日後に、腸閉塞などを引き起こして死亡しました。

 病院は、研修医が重症度を低く判断したことや、経験のある医師に適切に相談しなかったことなどが原因の医療ミスと認め、遺族に謝罪しました。

(「グッド!モーニング」2024年6月18日放送分より)