東京消防庁は飲酒したうえで車を運転し、自転車をひき逃げしたなどとして逮捕された24歳の男性消防士を懲戒免職としました。男性消防士は聞き取りに対して「ビールなどを10杯以上飲んだ。運転したかも覚えていない」と話したということです。

 東京消防庁によりますと、三鷹消防署に勤める24歳の男性消防士は3月、飲酒したのに車を運転し、西東京市の路上で自転車と接触する事故を起こしたにもかかわらず、通報することなくその場から逃走したひき逃げなどの疑いで逮捕され、危険運転致傷の罪で起訴されました。

 自転車に乗っていた20代の男性は打撲などの軽傷を負いました。

 東京消防庁は今月26日付で男性消防士を懲戒免職としました。

 男性消防士は東京消防庁の聞き取りに対し、「ビールや焼酎を13杯から16杯くらい飲んだ。運転したかも覚えていない」などと話しているということです。

 東京消防庁は「本事案を重く受け止め、職員の教育、指導を徹底し、再発防止に努めて参ります」とコメントしています。