台湾の頼清徳総統は28日、台中市にある軍事基地を訪れ、今年から兵役期間が延長されて1年間となった新人義務兵たちを激励しました。

 台湾では18歳以上の男性を対象に、従来4カ月だった兵役期間を今年から1年間に延長しています。

 迷彩服に身を包んだ新入義務兵たちは、銃を手に前進したり負傷者を手当てしたりするなど、訓練の成果を披露しました。

 頼総統が新入義務兵の訓練を視察するのは今年5月に就任して以来初めてで、「台湾海峡の平和は世界の平和につながると信じている」「脅威に対する備えを怠るわけにはいかない。汗を流せば、国はより安全になり、国民はより安心できるようになる」などと呼び掛けました。