■東京で連続猛暑日 59人搬送

 危険な暑さは5日も続きます。

 2日連続の猛暑日となった東京都心。今年一番の暑さです。5日は21都府県に熱中症警戒アラートが発表され、都内では59人が熱中症の疑いで搬送されています。

街の人 「去年も暑かったが、さらに暑い」 「むちゃくちゃ暑い」 「(Q.何を買った?)水。熱中症」 「倒れます」

■猛暑日地点“今年最多”160超

 京都市では社会科見学中の小学生が発熱やけいれんを起こし、3人が熱中症の疑いで救急搬送されました。京都市は36.5℃の猛暑日となっています。

 気温37℃を超えた兵庫県豊岡市。全国有数の温泉地である城崎も5日は温泉どころではありません。

 5日も危険な暑さに見舞われている列島。35℃以上の猛暑日は4日は64地点でしたが、5日は今年初めて100地点を超え、4日より倍増しています。

■三重・松阪で今年最高39.7℃観測

 全国一の暑さとなったのは三重県松阪市。気温は39.7℃と梅雨とは思えない猛暑となっています。県内には熱中症警戒アラートも発表されています。

 同じ三重県内にある鈴鹿サーキット。プールのプレオープンは多くの家族連れでにぎわい、つかの間、暑さをしのぎます。

 プールとはいえ、熱中症対策も怠りません。

 名古屋市も猛暑日。愛知県はすべての観測地点で今年一番の暑さとなっています。

60代の人 「すごく暑くて、きのうも倒れそうな感じ」

20代の人 「首から掛ける扇風機を持ってるけど、まだ梅雨だからいいかなと思って持ってきていないけど、あしたくらいから付けて行こうかな」

 愛知県田原市では、園児がトウモロコシの収穫に精を出します。

 4日は40℃に迫った静岡県。5日に5℃ほど下がったとはいえ、街は涼を求める人でにぎわいます。

市民 「8月には何度になるのか。41℃とか前橋や館林のように…」

 今年一番の暑さとなった和歌山県のアドベンチャーワールド。パンダの楓浜には雪や氷で作られた天の川のプレゼントです。

■日本「三大七夕祭り」も警戒態勢

 日本三大七夕祭りの一つ「湘南ひらつか七夕まつり」。人々は短冊に願いを込めます。

 七夕とは思えない暑さのもとで行われる祭り。去年、おととしと32℃でしたが、今月5日は周辺では猛暑日に迫る暑さです。

たこ焼き店の人 「いや、もうすごい、やばいです」

観覧客 「首に付けるやつ、付けたけど来るまでに溶けた。下に保冷剤入れてる」

 パレードも厳戒態勢での開催です。パレードにつきそうような形で、両サイドにはAED(自動体外式除細動器)を手元に持った人が。

 水分補給を欠かさずに猛暑の七夕を舞います。

踊り手 「(Q.大丈夫ですか?)暑いです。びっしょり。一番汗かいているかしら」

■涼求め 海水浴場は“一転”にぎわい

 暑さに胸をなでおろした場所も。

 1日に雨と風のなかで海開きした湘南も5日に日差しが戻り、少しずつ海水浴客でにぎわうようになりました。

大学生 「大学が午前で終わったので弾丸で来た」 「(Q.何で海に?)暑いから」 「(Q.水着持たずに)パンツだけ急いで買って」

 今年は梅雨の雨も少なく、海の家は期待を寄せています。

DEEP BLUE 店員 「去年より絶対暑いと思います」 「こちらとしては、お客さんが涼みに来てくれるのでとてもうれしい」 「めっちゃ期待しています」