高齢女性から現金500万円をだまし取ったとして、暴力団幹部の男が逮捕されました。男は詐欺グループの「受け子」役とみられています。

 指定暴力団住吉会系幹部の松田英昭容疑者(60)は5月、仲間と共謀し一人暮らしの87歳の女性から現金およそ500万円をだまし取った疑いが持たれています。

 警視庁によりますと、女性の息子を装った男が「手形が入ったバックを盗まれた。手付金を払わないといけない」などと電話を掛け、「受け子」役とみられる松田容疑者が女性の家を訪れ現金を受け取ったということです。

 警視庁は認否を明らかにしていません。

 暴力団幹部が「受け子」役として事件に関わることは珍しく、警視庁は実態解明を進めています。