宮城県が仙台市と共に導入を目指している宿泊税について、村井知事は課税対象の宿泊代を引き上げる新たな方針について、工事や湯治で長期滞在する宿泊客に配慮したと述べました。

　村井知事「（工事業者は）仕事で入ったとしても、会社で経費を見てくれない場合があると。湯治客も体を癒やすため、治療のために温泉を利用される。そういった声に真摯に耳を傾けるべきだと」

　県は、課税対象の宿泊代を３０００円以上としていましたが１９日の県議会常任委員会で引き上げる方針を示しました。

　村井知事は、具体的な金額について仙台市との調整を理由に明らかにしませんでした。　課税対象の引き上げにより、税収は減ることになります。

　村井知事「県全体としてやれる観光施策が手足が縛られることになると思いますけれども、ギリギリのところで議案を通してもらえるような形に持っていければと」

　県は、９月議会以降に条例案を提出する考えです。