夏の高校野球宮城大会は、23日が決勝です。仙台育英対聖和学園、2年前の決勝と同じ顔合わせとなりました。
第1シード仙台育英は、危なげなく勝ち上がってきました。
4試合を戦い失点は3と投手力は健在で、最速151キロ右腕山口廉王投手や、140キロを超える速球が武器の左腕武藤投手らハイレベルな投手がそろいます。
山口廉王投手「1戦必勝していけば甲子園のマウンドも見えてくる。まずは宮城大会決勝を勝ち抜くことを一番にやっていきたい」
決勝に勝てば宮城大会3連覇、3年連続の夏の甲子園出場となります。
須江航監督「まだまだまだ甲子園なんて全く見えないので、とにかく先のことなんて考えないで今、今、今という感じで集中して戦いたい」
対する第3シード聖和学園は、2年ぶりの決勝進出です。東北学院や東陵といった実力校を相手に2点差以内の接戦を制してきました。
仙台育英とは2年前も決勝戦で対戦し、1対3で敗れています。
八島知晴監督「宮城県で甲子園に行こうと思えば避けて通れない学校ですし、仙台育英さんに勝って甲子園に行くことで自信を持ってプレーできると思う。全てを出し尽くして宮城県の決勝にふさわしいゲームをしたい」
聖和学園のキャプテン三浦広大選手は、準決勝で3安打。この夏は5度敬遠されるなど、各チームから最も警戒されてきたバッターです。2年前の決勝にも出場していた三浦選手は、リベンジに燃えています。
三浦広大選手「2年前も戦った相手で、強力な投手陣をそろえていてバッター陣も抜け目が無いような打線。そういった強豪を倒して甲子園に行かないとと認めてもらえない。あと1つそこをつかみ切れる強さを求めていきたい」
3連覇か、リベンジか。決勝戦は23日午前10時、楽天モバイルパーク宮城でプレーボールです。