夏休み期間中の保護者の負担を減らそうと、宮城県利府町の児童クラブで弁当の提供が始まりました。
20日から宮城県ほとんどの小学校で夏休みが始まりました。子どもたちはうれしさでいっぱいですが、保護者たちは悩みを抱えているようです。
「お昼ごはん。給食がないので」「毎日作るのは大変です」
キッズライン夏休みの家事負担調査によりますと「子どもの夏休みは家事負担が増える」と回答した親は約8割で、特に負担だと感じる家事として「子どものお昼ごはんづくり」が挙げられています。
こうした中、子育て支援に力を入れる利府町が22日から児童クラブを利用する子どもたちへの弁当の提供を始めました。夏休み期間中の保護者の負担を減らす目的です。
弁当は、2022年から一部の児童クラブで提供していましたが、全ての児童クラブでの提供は初めてです。
この日配られたのは、白身魚のフライやナポリタン、豚肉のいため物など6種類のおかずが入った彩りとバランスの良い弁当です。
「おいしい」「白身魚のフライがおいしいい」「次は何かなって思って。おいしいから」
弁当は、配送料を含めて1食当たり430円です。注文は希望制で、22日は132人の児童のうち21人に提供されました。日曜とお盆期間を除いた8月23日まで提供されます。