仙台で今季初めて猛暑日となるなど、22日の宮城県は各地で猛烈な暑さとなりました。
中津川夏帆記者「日差しがとても強く肌がヒリヒリするほど痛いです。手元の温度計は37℃を示しています」
午後4時までの最高気温は、仙台で36.2℃、名取で36.1℃など5地点で猛暑日となりました。
消防によりますと、熱中症の疑いがある人は、午後4時までで45人に上っています。
23日の予想最高気温は仙台や白石、蔵王などで34℃と、厳しい暑さが続く見込みです。
冷房の適切な使用やこまめな水分補給など、熱中症対策を心掛けてください。
宮城県大和町の屋外プールは、夏休みを迎えた多くの子どもたちなどでにぎわいました。
プールを訪れた人たちは、流れるプールやウォータースライダーなどを楽しんでいました。
あまりの暑さに日陰で休んだりかき氷を食べたりして涼む人たちの姿も見られました。
ベルサンピアみやぎ泉伊藤海斗さん「熱中症対策をしっかりと行いながら楽しんでいただければなと思います」
こちらの屋外プールは、8月25日までオープンしています。
仙台市は、公共施設を中心に77カ所を暑さをしのぐために誰でも涼んで休憩できるクーリングシェルターに指定しています。
「お店の中に入るとしても小さい子とか連れていたりするとお金も気になるし、迷惑にならないかなとかぱり気になっちゃうので、助かりますよね」
仙台市では10月末までクーリングシェルターを開設していて、ホームページで紹介しています。
厳しい暑さの中、かつての鉱山を活用した宮城県栗原市の観光施設は、涼を求める人でにぎわっています。
栗原市鶯沢の細倉マインパークは、1987年に閉山した細倉鉱山を活用したテーマパークです。
長さ777メートルの観光坑道には、当時の作業風景を再現する模型が展示され、坑道内は常に15℃前後に保たれています。
「ちょっと寒いくらいですけど、外がすごい暑いので良いですね」
18日からは、当時鉱山で使われたカンテラを模して地元の小学生が空き缶に穴を開けて作った300個余りの照明が坑道を照らしています。
豆電球のあかりでアニメのキャラクターや動物などが浮かび上がる様子に、訪れた人は暑さを忘れて楽しんでいました。
「神秘的でした、更に涼しくなるね」「癒やされますよね。暑さと涼しさと美しさと、とても良かったです」