日本から中国を訪れる国会議員が相次いでいます。22日には、自民党の森山総務会長や立憲民主党の海江田衆院副議長が、それぞれ中国共産党の幹部らと会談しました。

 森山氏は、中国共産党の対外活動を担う中央対外連絡部の劉建超部長と会談しました。

 同席者によりますと、森山氏は日本産牛肉についての早期の輸入再開や、コロナ前は認められていた日本人への15日以内の短期のビザ免除制度の復活を求めたということです。

 一方、中国共産党序列3位の趙楽際全人代委員長と会談した海江田氏は「現在の日中の国民感情が必ずしも理想的なものではない」と述べたうえで、邦人拘束の事案など両国で抱える問題を指摘しました。

 中国側は文化交流など日中関係の重要性に触れましたが、経済交流に関しては日本を牽制(けんせい)する言葉もあったということです。