18日に閉幕した中国共産党の重要会議「三中全会」について共産党の担当者が会見し、半導体などの最新技術で競争が激しくなるなか、「科学技術強国」を目指すことを強調しました。

懐進鵬教育相 「優秀な人材と科学技術を巡る国際競争は、かつてないほど激しくなっている。このため、我々は自力で人材を育成する道を歩み、ハイレベルの科学技術の自立自強を実現することが急務となっている」

 中国の教育相はこう述べ、教育や科学について改革を進め、「教育強国」「科学技術強国」「人材強国」を目指すと強調しました。

 会見では他にも不動産の問題や地方政府の債務問題を改善すると強調しましたが、三中全会の決定の全文はまだ公表されておらず、具体的な方法は不明です。

 中国共産党は三中全会の決定について2029年には実現を目指すとしていて、そのために党の指導レベルを強化するとしています。