政府は、秋に決定する認知症の基本計画で認知症の人の社会参加を促すため学校や自治体などに協力を求める方針であることが分かりました。

 岸田総理大臣は東京都内の小学校を訪れ、介護施設にいる認知症の人が地域での役割を果たす新たな事例として子どもたちに紙芝居の読み聞かせを行う様子を視察しています。

 政府は、秋に認知症施策推進基本計画を閣議決定する予定で、「認知症になったらなにもできない」といったこれまでの概念を改め、「新しい認知症観」を打ち出す方針です。

 認知症の人が生きがいを感じられる社会を目指し、自治体や学校に対して協力を求め、働きかけることも盛り込みます。