7月初め、韓国・ソウルの中心部で9人が死亡した車の暴走事故で警察は1日、運転ミスによる事故と結論付けたと発表しました。

 この事故は7月1日、ソウル市役所近くで逆走車が歩道に突っ込み、歩行者ら9人が死亡したものです。

 事故から1カ月となる1日、警察が会見し、運転ミスによる事故と最終判断し、運転していた60代後半の男を業務上過失致死傷の疑いで逮捕・送検したと発表しました。

 男は事故後、「ブレーキを踏んだが車が止まらなかった」と主張していましたが、車両鑑定の結果、アクセルを踏んだ記録が残っていたことや靴底にもアクセルペダルの模様が確認されたことなどから、運転ミスによる事故と結論付けたということです。

 また、関係者によりますと、歩道に突っ込んだ際は、時速100キロメートル以上が出ていたということです。