宮城県気仙沼市の震災伝承館で、津波が発生した時の避難行動を体験できるVR=バーチャルリアリテシステムの一般公開が始まりました。9月1日までVR体験をすることができます。

 一般公開が始まった津波避難を体験できるVRは、東北大学災害科学国際研究所と東京のIT企業が共同開発しました。

 体を専用の装置にベルトで固定し、ゴーグルを身に着けることで仮想空間を実際に歩くような体験ができます。

 津波からの避難をVR体験した中学生は、車に気を付けながら5分以内に無事、津波避難ビルへ到着することができました。

 「どうしよう津波が来ちゃうという感じでとても緊張したし、津波の怖さを身をもって体験できたと思います」「避難してください津波が来てますと聞こえてきて、現実感があって怖かった。津波を経験していなくても疑似体験できて良いと思います」

 東日本大震災遺構・伝承館熊谷心副館長「早く避難行動をする、それがどれだけ大切なのかというのを今回の体験を通して考えていただければなと思います」

 VR体験は9月1日までの20日間実施され、予約ができます。