ハニヤ氏の殺害を受けて国連の安全保障理事会では緊急会合が開かれ、関与が指摘されているイスラエルとイランによる非難の応酬となりました。

 31日に開かれた会合では、ハニヤ氏の殺害について各国から、地域の緊張の高まりやガザ地区での停戦交渉への悪影響を懸念する声が相次ぎました。

 アメリカは関与を否定しましたが、イランは殺害はイスラエルによるテロ攻撃であり「アメリカの支援なしに起こりえなかった」と主張しました。

 イスラエルはハニヤ氏の殺害について言及を避けたうえで、イランに対して「世界一のテロ支援国家だ」「ハマスなどを介してあらゆる方向からイスラエルを標的にしている」と批判し、「傍観することなく、自国と自国民を守り続ける」と主張しました。