防衛省は去年11月に鹿児島県屋久島沖で在日アメリカ軍のオスプレイが墜落した事故について、部品の破損や操縦士の判断ミスとのアメリカ側の調査結果を公表しました。

 在日アメリカ空軍のオスプレイ1機は去年11月、演習参加のため山口県岩国基地から沖縄県嘉手納基地に向けて飛行中、鹿児島県屋久島沖で墜落し、乗っていた8人全員が死亡しました。

 アメリカ側の調査結果では、機体の左側にあるエンジンの出力をプロペラに伝える部品が破損したことが原因だとしています。

 さらに、その部品に異常が発生していて、速やかに着陸するようにアラートが何度も出ていたにもかかわらず、操縦士がそのアラート自体が故障だと思い込み、飛行を続けたことも原因だとしています。

 防衛省は調査結果について、鹿児島県や屋久島町など関係する自治体にも速やかに説明する方針です。