アメリカのバイデン大統領はロシアとの身柄交換で釈放されたアメリカ人3人を出迎え、無事の帰国を祝福しました。

 1日夜にワシントン近郊のアンドルーズ空軍基地に到着したのは、ロシアで拘束されていたウォールストリート・ジャーナルの記者、エバン・ゲルシコビッチ氏らアメリカ人3人です。

 バイデン大統領とハリス副大統領は飛行機のタラップの下で3人を出迎え、帰国を祝福しました。

バイデン大統領 「素晴らしい気分だ。長かった。私は絶対に成し遂げられると確信していた」

ハリス副大統領 「きょうという日は信じられないような日だ。家族の目や叫び声からもそれが伝わってくる」

 ゲルシコビッチ氏は集まった家族やウォールストリート・ジャーナルの同僚記者に笑顔で「ただいま」と応じ、再会を喜びました。

 バイデン大統領はロシアをはじめとする他国に身柄を拘束されているアメリカ人がまだいることを念頭に「私の仕事は第一に捕まらないようにすること。捕まったとしても取り戻すことだ」と述べ、アメリカ人の帰国に向けて政権として引き続き取り組む姿勢を強調しました。