ロシアと西側諸国の間で冷戦終結後最大規模の身柄交換が行われ、ロシアが拘束していたアメリカ人記者らが釈放されました。

 仲介役を担ったトルコによりますと、1日にアメリカやロシアなど7カ国から合わせて26人の身柄がトルコの首都アンカラで交換されました。

 ロシアでスパイ罪に問われて有罪判決を受けたウォール・ストリート・ジャーナルのアメリカ人記者、ゲルシコビッチ氏やロシアの反体制活動家・カラムルザ氏のほか、ドイツで終身刑を言い渡されたロシア連邦保安庁の元工作員・クラシコフ受刑者らが身柄交換の対象となりました。

 交渉はロシアとアメリカ、ドイツなどの間で数カ月間にわたって行われたとみられ、アメリカのバイデン大統領は「残酷な試練は終わった。彼らは自由になった」と歓迎しました。