ベトナムの最高指導者、共産党の書記長に序列2位のトー・ラム国家主席(67)が新たに選ばれたと発表されました。

 ベトナム共産党は先月に死去したグエン・フー・チョン前書記長の後任を選ぶために今月3日、臨時で中央委員会の総会を開催しました。

 その結果、新たな書記長にトー・ラム国家主席を選出したということです。

 ラム氏は1979年に公安省へ入り、要職を歴任した後、公安相も務め、今年5月に国家主席に就任していました。

 ラム氏は書記長に選出された後の会見で、党幹部らの汚職の撲滅などに取り組んでいたチョン前書記長の路線を「継承し、推進していく」と表明しました。