イエメンを拠点とする「フーシ派」は、イスラエル南部に向けて複数の弾道ミサイルを発射したと発表しました。イエメンの石油施設がイスラエル軍に空爆されたばかりで、報復とみられています。

 親イラン武装組織「フーシ派」は21日、イスラエル南部にあるリゾート地・エイラートに向けて複数の弾道ミサイルを発射したと声明を出しました。

 イスラエル軍は、弾道ミサイルの破片が落下する恐れがあり警報を鳴らしたとしつつも、迎撃したため領内には落下しなかったとしています。

 前日には「フーシ派」が拠点とするイエメンの港で石油施設が空爆され、80人以上が死傷したばかりです。

 この空爆では、イスラエルがテルアビブで男性1人が死亡した「フーシ派」による攻撃への反撃だと発表していて、双方の報復の連鎖が懸念されます。