韓国では、日本の植民地支配からの解放を記念する光復節を迎え尹(ユン)大統領が演説し、「自由」を基礎にした新たな南北統一構想を発表しました。

 構想では「朝鮮半島全体に自由で民主的な国家が樹立されて初めて完全な解放を手に入れられる」とし、「統一大韓民国」を目指す考えを強調しました。

 「北朝鮮の人々が自ら自由に基づく統一を望むよう、外部の情報との接触を進め人道支援を行う」などとしています。

 日韓関係について毎年、前向きなメッセージを送っていた尹大統領ですが、今年の演説では一切触れませんでした。

 支持率の低下に苦しむ尹政権に対して「日本に寄り過ぎ」と、国内の批判が高まっていることも影響しているとみられます。