岸田総理大臣が自民党総裁選に出馬しないことを表明しました。支持率が下がっていたこともあり、宮城県内の有権者からは冷静に受け止める声が多く聞かれました。

 14日昼前、緊急に会見を開いた岸田総理。不出馬の理由について派閥の裏金問題の責任を果たすと強調しました。

 岸田総理大臣「私が身を引くことでけじめをつけ総裁選に向かっていきたいと考えています」

 岸田総理の総裁選不出馬について宮城県内からは様々な声が聞かれました。

 有権者「岸田さんは随分叩かれているし、人気もだだ下がりになっているような状況で。若い人にこれからの時代を託すというか、大いに賛成かな」

 有権者「20%程度の支持率ではちょっと無理だろうなと思ってたのでそんなもんかなと。なるべく新陳代謝というのは頻繁に行ったほうが世の中のためかなと」

 有権者「あんまりいいこともしなかったけど、でもやることやってたっていうような方って今いないですよね」記者「今後の自民党にどんなことを期待する?」「いや、期待しない。かといって他の党も期待しない」

 一方、県関連の国会議員の反応は―

 小野寺五典衆議院議員「総理から直接連絡があり、総理の真意をしっかり受け止めさせていただきました。信頼回復のためにはその第一歩が自ら身を引くことだと決断されたという事ですので、重く受け止めました」

 秋葉賢也衆議院議員「突然の発表でしたのでびっくりいたしましたし、政治の信頼回復のために潔く身を引くという決断、重い決断をされたんだなと」

 西村明宏衆議院議員「突然の話で驚きましたけれども、いろんな国政の舵取りをやっていく、その政権の責任者が総理大臣。政治への信頼を取り戻していく過程において責任を取られたということなんだろうなと」

 一方、立憲民主党県連代表の安住淳衆議院議員は「岸田内閣が進めてきた政治改革が国民の理解を得られなかったことが退任を決断させた原因と思う」とのコメントを出しました。

 自民党は20日に会合を開き、総裁選の投開票日や選挙期間などを決めるということです。