台風本体の雲がかかり始めている千葉県館山市から報告です。

 (並木万里菜記者報告)  雨は強く降ったりやんだりを繰り返しています。ただ、依然として風が強い状況です。

 私たちは海水浴場から500メートル離れた高台の建物にいます。

 雲が分厚く、海と空の境目が分からなくなっています。

 湾を挟んで岬が奥に見えるはずですが、16日は見えません。

 風が強くて、うねりが発生しています。海の波は1メートルを超えました。

 お盆休みは海水浴を楽しむエリアですが、16日の海水浴場は閉鎖されています。

 また、市内10カ所の避難所には60世帯79人が避難していて、話を聞いた60代の女性は「2019年の房総半島の台風で自宅の屋根がはがれる被害が出た。今回はガラスに養生テープを貼り、早めの避難をした」と話していました。

 千葉県は昼前後に暴風域に入る恐れがあり、今後、雨と風がさらに悪化する恐れがあります。