15日で終戦から79年が経ちました。宮城県内でも犠牲になった人を悼み平和を祈る集いが各地で催されました。
大崎市の吉野作造記念館で開かれた「平和のつどい」。参加した市民らおよそ40人は安全で平和なまちづくりに努める宣言を朗読し、政府に対して核兵器禁止条約への参入を求めることなどを決議しました。
また大崎市内の中学生が、今も続くロシアとウクライナの戦争などに触れながら、平和への願いを込めた作文を読み上げました。
古川東中学校2年若菜心美さん「私が思う平和とは、当たり前の生活が当たり前に続いていくことだ。一人一人が平和について考え意識することで本当に平和な世の中に少しでも近づけるはずだ。ただ祈るだけではなく、悲惨な事実にも目を背けず、現実を知ることが大切なのだと私は思う」
参加者たちは最後に歌を歌いながら、平和な世界の実現を願っていました。
一方、仙台市青葉区の宮城県護国神社では戦没者を悼む奉謝祭が行われ、およそ60人が参列しました。
東京で行われた全国戦没者追悼式に合わせ、正午には黙祷を捧げました。
参列者「不自由なく暮らせているのは、戦争を経験した多くの方々のおかげということを認識することが大切」
参列者「あちらこちらで戦禍が現実にあるわけですよね。なくす努力が必要だと思います。生きている我々は」
娘と参加した男性は、通信兵だった祖父から戦争の話を聞いてきました。
「目を背けないといいますか、起きていることはちゃんと伝えていきたいと思います。今起きていることや過去にあったことは振り返ることも大事かと思いますので」